目的
Android端末でリモートデバッグを行う方法のメモです。
リモートデバッグ(ワイヤレスデバッグ)とは、PCとAndroid端末をUSB接続せず、wifiネットワーク経由でデバッグ(Run実行)する方法です。
USBケーブルのうざったさが無くなるというのが最大のメリットです。
ワイヤレス充電で立てかけている状態で、デバッグができます。
ただ、、
先に書くと、私の環境では、通信というか認識が安定しません。
設定の次の日になると、また設定が必要という時もあります。
この後書きますが、
設定時はUSB接続が必要なので、結局USBケーブルは手放せなかったり、USBケーブルでデバッグしたままになっているというのが現状です。
環境
- Android Studio 3.6
- mac OS Catalina
参照サイト
Qiita ADBでAndroidのIPアドレスを取得したい
リモートデバッグの方法
USBケーブルで接続
まずは、PCとAndroid端末をUSBケーブルで接続します。
PCのAndroid Studio上から端末が認識できていることを確認します。
ADBコマンドの確認
ADBコマンドが利用可能であることを確認しました。
ネットワーク設定の確認
一応PCとAndroidが同一ネットワークであることを確認します。
同一出ない場合、設定できるのか不明なので、一応
と書きました。
Android端末のIPアドレスを調べる
Android端末のIPアドレスを取得します。
設定アプリ→デバイス情報→IPアドレス欄
から取得可能です。
ターミナルから以下のコマンドでも取得可能です。
$ adb shell ip addr | grep global | cut -d ' ' -f 6
->192.168.1.10/24
ポート設定
端末に接続するためのポート設定を以下コマンドで行います。
以下は2度目とかなのでrestarting
となっているのかも。
$ adb tcpip 5555
->restarting in TCP mode port: 5555
Android端末と接続する
以下コマンドで、Android端末と接続します。
ちなみにエミュレータを使ってると必ずエラーになるので閉じて下さい。
$ adb connect 192.168.1.10:5555
//OKの場合
->connected to 192.168.1.10:5555
//NGの場合
->error: no devices/emulators found
や
->failed to connect to '192.168.1.10:5555': Connection refused
などが表示
以上でUSBケーブルを外しても、Android StudioからAndroid端末が認識されているはずです。