この記事について
どこよりも遅いであろう、2019年のWWDCの感想をメモします。
遅すぎるので、もう書かなくて良いかとも思ったけど
来年この記事を見て、お前のこの時点での考えは戯言だと失笑したい。
驚いたこと
2019年のWWDCで驚いたことは、
やはりSwiftUI
とiPad OS
の2つ。これらについて記載していきます。
SwiftUIについて
この発表はうれしい!
- 使いづらかったUIKitから逃れられるぞ!
- UIをコードでプレビューしながら書けるぞ!
といううれしい気持ち。 ただ、また勉強しないといけないのか。という思いもある。
それで、
開発が楽になるので嬉しいのですが、今までできてたこと全てをSwiftUIが全てカバーしてくれるのかというのは不明です。
現時点では、カバーしていないようです。
まとめとしては、以下の記事が素敵です。
Qiita SwiftUIの考察
SwiftUIの今後の予想
SwiftUIがどうなるかも考えてみたく、
予想としては、SwiftUIが使えるようになっても、一部でUIKitを使い続けなければならなくなると思います。
中途半場な利用状況になるのではないかと。
廃止されると言われているObjective-Cが今でも残っていて、それと同じ状況ですね。
また、
SwiftUI発表と同時にReactNativeオワッタ
、Flutterオワッタ
と、
twitterタイムラインで話題になりましたが(少数が騒いでるだけだが)
それは無いでしょ
と。
SwiftUIによって、FlutterでiOSが使えなくなるわけじゃないし、iOSのシェア率が激増するわけでもないし。
ピンチなのは、むしろSwiftエンジニアなのでは!?
SwiftUIで簡単に実装できるようになる
↓
Swiftエンジニア3人体制だったのが、2人体制で作業が回るようになる。
↓
Swiftエンジニアがあふれる。
案件が埋まり、Swiftで食っていけなくなる。
iPad OS
SwiftUIとは違い、こちらはかなり残念
MacOSとiOSが統合するのでは
というウワサが出て、少し期待していたのだけれど
この発表により、無くなったと思う。
iPadでXcodeが使いたいんですよ。
iPadでVS Codeが使いたいんですよ。
でも、考えてみれば、統合するわけないですよね。
iPadでMacOSアプリが使えるとなったら、MacBookAirの利点とかがまるで無くなってしまう。
既存のプロダクトの破壊を今のAppleはしなさそうだし
ということで、
iPad OSの登場で巷では最強のモバイルPCだとか煽っているけど、
自分からしたら、何言ってるの!?という感じで
今の所
使えるアプリケーションが変わったわけじゃないし、
結局
iPhone + pencil + USBメモリ + マウス + デカさ + キーボード
↓
iPad
という思いが強いです。
なので、MacBookを引き続き使うかなと。
iPad OSの今後の予想
iPad OSが盛り上がるためには、iPadの販売状況が良くなるということ。
いや逆か。
iPad OSにより、素敵なアプリが産まれ、それを使いたいためにiPadを購入するユーザが多くなる!!
ただ、そうなるには条件が多すぎる
- iOS時代と比べて、どれだけ柔軟にiPadに対応できるようになるのか。
- MacOSやiOSではできない、iPad OSオリジナルテイストのアプリを産みだせるか。
- iPad OS単独で開発を進められる体力ある企業があるか。
- そのアプリにiPadの値段を超える価値があるか
↑ちょっと厳しく考えすぎだけど。
結局、絵描き、読書、動画などでの利用しか価値がない端末となりそう。
AppleユーザでiOSエンジニアの自分としては、ぜひこの予想は裏切って欲しいです。
総括
SwiftUIは聞いた当初はうれしかったけど、
勉強しなきゃな〜という思いや
iPad OSにより、iPadでPCアプリを実行したいという夢が絶たれたな〜という思いが。
少し残念なWWDCでした。