今回の目的
今回はラズパイ上で、設定やら必要なソフトウェアのインストールなどを行います。
やること
- wifi設定
- タイムゾーン設定
- パッケージの更新
- pythonインストール
を実施します。
wifi設定
まず、以下コマンドより、設定画面を表示します。
$ sudo raspi-config

以下のように選択していきます。
Network Options
> Wi-fi
> <Ok>
接続wifiのSSIDとパスワード情報を入力します。
Please enter SSID
-> 利用しているWifiのSSIDを入力
Please enter passphrase....
-> 利用しているWifiのパスワードを入力

次にタイムゾーン設定
引き続き、設定画面より、以下のように選択します。
Localisation Options
> Change Timezone
> Asia
> Tokyo
を選択し
<Ok>
を選択します。キーボード「←」、「→」でOKを選べます。
以上で完了ですが、最初の画面のChange User Password
でログインパスワードが変更できるので、変えたい方は設定します。
その後、再起動を求めれるので、実施します。
求められない場合は以下コマンドで実施。
$ sudo reboot
再起動後はラズパイのwifiIPアドレスを調べて、そのアドレスでsshログインしてみます。
ログインできればLANケーブルも不要となります。
wifiアドレス確認
$ ifconfig
-> wlan0の箇所確認

例として、PCからラズパイに、以下でsshログイン
$ ssh pi@192.168.3.15
パッケージ・ファームウェアの更新
ラズパイ上で、以下を粛々と実行していきます。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
-> Y
$ sudo rpi-update
-> y
実行後、以下コマンドで、再起動して問題なくログインできることを確認します。
$ sudo reboot
pythonインストール
ラズパイにはもともとpythonが入っていますが、RaspbianOSのRelease date:2019-04-08の場合はバージョン2系となっています。
今回はバージョン3系が必要なので、それを入れます。
$ python --version
->Python 2.7.13
以下コマンドをラズパイより実行してpyenvをダウンロードします。
pyenvはpythonバージョンを管理するツールです
$ git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv
その後、ユーザprofileを修正します。
$ vi ~/.bash_profile
以下を追記します。
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"
追記、保存後はprofile再読込します。
$ source ~/.bash_profile
そして、pyenvコマンドが実行可能であることを確認します。
$ pyenv
pyenv 1.2.11-11-g7dd50144
...
以下のコマンドを実行して、関連ライブラリを一気にインストールします。
おそらく不要なものがあると思うのですが、こちらを行わなかった場合、次のpythonインストールでエラーとなります。
$ sudo apt-get install -y git openssl libssl-dev libbz2-dev libreadline-dev libsqlite3-dev libffi-dev
上記が終わったら、いよいよpythonのインストールです。
インストールできるpythonの種類・バージョンを確認
$ pyenv install --list
3.5.7
今回は3.5.7をインストール(少し時間かかります。)
$ pyenv install 3.5.7
Installed Python-3.5.7 to /home/pi/.pyenv/versions/3.5.7
インストールするだけじゃだめで、利用を明記
$ pyenv global 3.5.7
以下コマンドでpythonインストールとバージョン確認。
$ pyenv versions
system
* 3.7.2 (set by /home/pi/.pyenv/version)
$ python --version
Python 3.7.2
これでやっと終わりです。